メニュー

ロタワクチンが定期接種へ

 令和2年10月1日より、ロタウイルスワクチンが定期接種となりました。定期接種の対象となる人には接種券が送付され、無料で接種できます。いくつかの規定や注意がありますので、下記をご確認ください。

 ロタウイルスワクチンは、注射ではなく、シロップ製剤で経口投与します。製品が2種類ありますが、当クリニックでは両製品を常時準備しており予約は不要です。クリニックで両製品の説明をいたしますので、お聞きのうえ選択してください。製品により接種期間と接種回数が異なりますのでご注意ください。

 

Ⅰ.対象者:令和2年8月1日以降に生まれた人です。

 

Ⅱ.接種券:対象者に以下の時期に郵送されます。

    令和2年8月1日~令和2年9月1日出生の人 → 9月下旬

    令和2年9月2日以後に出生の人       → 生後2か月となる月の上旬

 

Ⅲ.接種期間:接種を受けることができる有効期間は、接種券の左下に記載されています。

 ロタリックス 出生6週0日後から24週0日後までの間

       (出生日から6週後の出生日と同じ曜日から24週後の同じ曜日まで)

例:出生日が月曜日の場合、接種は出生6週後の月曜日から開始でき、24週後の月曜日まで可能です。この例では24週後の火曜日以後は接種できなくなります。この期間を過ぎた場合は、接種を完了していなくても、以後の接種はできなくなります。

 ロタテック  出生6週0日後から32週0日後までの間

       (出生日から6週後の出生日と同じ曜日から32週後の同じ曜日まで)

例:出生日が月曜日の場合、接種は出生6週後の月曜日から開始でき、32週後の月曜日まで可能です。この例では32週後の火曜日以後は接種できなくなります。この期間を過ぎた場合は、接種を完了していなくても、以後の接種はできなくなります。

 

Ⅳ.接種方法:ロタリックス 27日以上の間隔をおいて2経口投与

       ロタテック  27日以上の間隔をおいて3経口投与

 

Ⅴ.注意:

①接種開始は上記の通りにできますが、1回目の投与は、出生後14週6日(出生日から15週後の同じ曜日の前日)までに完了することが望ましいとされています。それ以後になると、接種開始が遅れるにつれて、副作用と考えられる腸重積症発生の危険性が高まる可能性があるとされています。

②接種券は3枚送付されます。ロタリックスの接種を希望された場合は、2回で接種は完了のため、3枚目の接種券は使用しません。

③ほかのワクチンも含めた実際の予防接種開始時期ですが、上記のようにロタウイルスワクチンは生後6週から接種可能です。しかし生後8週からヒブや肺炎球菌の予防接種が開始されます。これらのワクチンは全て同時接種が可能で、日本小児科学会も同時接種をお勧めしています。B型肝炎ワクチンも合わせて、同時接種ができれば、子どもにとっては免疫が早期に獲得できますし、保護者にとっては来院回数が少なくなりますので通院の負担も軽減されます。特別な事情がなければ、生後8週からのロタウイルス、ヒブ、肺炎球菌、B型肝炎の同時接種による開始をお勧めします。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME