肺炎球菌
病気について
肺炎球菌は、乳幼児の上気道に感染し、ときに化膿性髄膜炎、敗血症、肺炎などの重い全身感染症や、中耳炎、副鼻腔炎などの気道感染症をおこします。肺炎球菌による化膿性髄膜炎では、致命率や後遺症率(水頭症、難聴、精神発達遅滞など)はヒブによるものより高く、約21%が予後不良とされています。
ワクチン
肺炎球菌には90種類以上の型がありますが、乳幼児用ワクチンはその中の13種類の型に対する免疫ができるように作ってあります。
高齢者用のワクチンもありますが、これは免疫の作り方が異なる別のワクチンで乳幼児には使いません。