日本脳炎
病気について
日本脳炎ウィルスの感染により、高熱、頭痛、意識障害、痙攣などをきたす急性脳炎です。感染者の0.1~1%にしか発症しませんが、いったん発症した場合の致命率は20~40%とされており、救命されても重い後遺症を残すことが多い病気です。ウィルスを持った蚊が人を刺し感染させます。人から人への感染はありませんが、ブタがウィルスを増やす役割を担っており、ウィルス増幅動物といわれます。最近生息域や個体数が増えているイノシシも疑われています。日本だけではなく、東南アジアや東アジアに広く分布しています。
ワクチン
標準的には3歳から接種開始です。
しかし最近乳児の発症報告があり、発生状況あるいは流行状況によって、接種を前倒しすることがあります。生後6か月からの開始を勧告された地域があります。